中途覚醒とは?そのメカニズムと原因について

現在日本人の約10~20%が不眠の症状を自覚していると言われています。十分な睡眠がとれないと生活に様々な支障をきたしてしまいます。そのため事故や仕事のミスを引き起こしたり、生活習慣病やうつ病などのリスクを高めたりします。

そこで今回は、不眠の一つである「中途覚醒」に焦点を当て、そのメカニズムと原因について紹介していきます。

中途覚醒とは?

中途覚醒とは不眠症の症状の一つで、一度寝付いても夜中に何度も目が覚めてしまうことを言います。中途覚醒が頻繁に発生することによって、その分睡眠時間が削られ、脳や身体の疲労が回復されず、日中の眠気や精神的に悪影響を及ぼす可能性があります。

夜に布団に入った後にいったん眠りに入るけれども、すぐに目が覚め、再度眠りにつくのが困難な場合には生活に支障をきたす場合が多く、ひどい時には専門医による治療を必要とします。

眠いのに寝れない方の症状が、睡眠の途中で目がさめてしまうという症状ならこの中途覚醒を疑う必要があります。

中途覚醒が起きるメカニズム

中途覚醒は、眠りについてから3時間後か4時間半後に起こることが多いと言われています。これは、私たちの睡眠サイクルに関係しており、睡眠深度の波が基本的に90分ごとに起きることが影響しています。

人間の眠りは90分サイクルで浅くなるため、それに合わせて目が覚めやすく、その倍数である3時間や4時間半ごろに中途覚醒が起きやすくなるのです。

中途覚醒の原因

全ての人が睡眠の波を持つわけですから、どんな人でも目が覚めやすい浅い眠りのタイミングがあります。

しかし、その時に起きてしまう人と起きずに眠り続ける人に分かれるわけですから、睡眠深度のサイクル以外にも中途覚醒を引き起こす原因があることは明らかです。

加齢による影響

年齢を重ねることによって、眠りの深さは浅くなります。これによって、中途覚醒が起きる確率が高まります。

また夜間にトイレに行きたくなって起きてしまう「夜間頻尿」も年を重ねるごとに増加し、中途覚醒の原因となっています。

また、夜の生活にも支障をきたし、一時的に早漏の症状がでたりもします。

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生活習慣の影響

眠れない時にお酒を飲むという人は多くいると思います。確かに、飲酒によって入眠はスムーズになりますが、中途覚醒の回数を増やす原因になってしまいます。

アルコールは分解される際に「アセトアルデヒド」という物質を生み出します。これが、交感神経を刺激し、休息状態にあった脳を活性化してしまう作用を持ち、夜中に目が覚めやすい状況を作ってしまうのです。

また、夜食も中途覚醒の原因となります。胃の中に食べ物が残ったまま眠りにつくと、睡眠時に胃の消化が行われる状態となります。身体の一部が活発に動いている状態での睡眠ですから、当然眠りが浅くなり、中途覚醒を引き起こしてしまうことがあります。

病気などの影響

睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害といった障害の影響も考えられます。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が頻繁に止まり、そのせいで瞬間的に脳が覚醒してしまう睡眠障害です。

周期性四肢運動障害は、睡眠中に足がピクピクと痙攣したり、ひじがすばやく動いたりする睡眠障害です。これも手足の動きに伴って脳が覚醒してしまうため、中途覚醒の原因となります。

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